東京都文京区小石川生まれ。
高校の頃より全国を旅しながら名所旧跡や陶芸産地、または窯元を訪ね歩きます。
高校卒業後は商社マンを目指し明治学院大学経済学部に進み、一方では美術館、展覧会などに通い趣味として陶芸を鑑賞するうちにその魅力を感じます。
大学在学中より笠間焼窯元にて修業を始め、笠間に在住。
大学卒業後、本格的に陶芸の道に進む決心をし、愛知県立瀬戸窯業高校陶芸専攻科に入学。
その後も全国の窯元を訪ね見聞を広めます。
陶芸専攻科卒業後、笠間や益子の窯元にて修業を重ね、昭和五十七年茨城県御前山村(現常陸大宮市)に築窯。
彩泥瓷シリーズで、器に土の拡がりを表現します。
焼き物にはそれぞれの表現技法がありますが、私の場合は数年前から土の持つ質感を表現技法のひとつに取り入れたいと考え、一般的に使われている化粧土以外 にも使い方を見付けたいと思い、化粧土に顔料を加えて使っています。土で造形し、土の持つやさしさ、ぬくもり、質感、量感を感じられるように表現技法として使っています。 彩・・・いろどり 土… どろ(泥) 瓷・・・中国で一般的に使われる焼き物全般を示す言葉。 技法を総称して「彩泥瓷(さいでいじ)」と呼ぶことにしました。
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