長崎県の佐世保三川内インターチェンジから車で約15分。平戸藩御用窯を創立した中里茂ヱ門氏を祖とする約400年前から続く由緒ある窯元です。三代目茂ヱ門の三男が里見と性を改め、その後技術の向上に努めます。しかし、江戸幕府から明治政府に時代が移り、藩窯制度が廃止され、平戸藩の保護政策もなくなったため、独立することとなりました。また、五代目要之助は、商号を嘉久正と定め、すぐれた三川内焼の製品づくりに専念し、現在に至ります。工房が見学でき、ロクロ実演、絵付も紹介します。平戸嘉久正窯は、三川内焼の中で最も代表的な技法の一つである青華技法(手描きの染付け)を継承し、日々上物作りに取り組んでいます。
【TEL】 0956-30-8765
【住所】 〒859-3155 長崎県佐世保市三川内町689
里見寿隆
約400年の歴史を持つ平戸嘉久正窯にて淡い染付を制作。
平戸藩窯として始まった三川内の青果技法を引き継ぎます。