錦山窯は、小松空港から車で約10分の場所に位置し、九谷焼上絵付けを専門とする窯元です。松や梅などの木々が豊かに繁り、遠くに白山が堂々と聳え、風光明媚な場所です。明治39年(1906)に、初代吉田庄作さんが作陶を始め、現在の当主は、四代目幸央さんです。加賀藩の御用窯として発展した九谷焼は、海外にも輸出され、金襴手、釉裏金彩、色絵金彩などといった金を使った技術を磨きました。錦山窯は、特に金彩の技法に秀でており、三代目美統さんは、「釉裏金彩」の技術を高め、国指定重要無形文化財の認定を受けます。錦山窯では、絵付けに転写をせず、一つ一つ筆で模様を丁寧に書きます。百年の歴史が培った伝統技法と伝統意匠を、これからの百年に活かすよう提供します。
【TEL】 0761-22-5080
【住所】 〒923-0031 石川県小松市高堂町ト-18番地