江戸時代に築かれ、200年以上受け継がれてきた由緒ある窯元。JR山陰本線東萩駅より車で約5分。すぐ近くに、国の史跡に指定された「萩反射炉」があります。八代目窯主岡田裕さんとご子息の泰さんのお二人が窯を運営します。初代から受け継がれた登り窯で焼成を行い、作品に見事な窯変が表れます。展示場には茶道具を中心に、日常使いの食器や、飾り皿、花入れ、壷、鉢、ぐい呑などが飾られています。茶碗、水指などの伝統的な茶道具に、独特な造形を作り上げ、新たな境地を開拓します。裕さんは、近年、さまざまな形の型紙を用い、化粧土を吹き付ける炎彩という技法をもとに、萩焼の表現領域を広げています。また泰さんは、淡青釉というシリーズで、日本海の澄み切った色を想起する柔らかな釉調を作ります。
【TEL】0838-25-3737
【住所】〒758-0011 山口県萩市椿東前小畑1区