TOP > 作家一覧 > 小野暎

小野瑛 小野瑛 琥山窯

プロフィール

琥山窯小野達郎さんのご息女。
大学卒業後に、琥山窯に入所します。
小野琥山さんが考案した堆白手(ついはくで)の技法を受け継ぎます。
泥漿を丹念に塗り重ね、かわいらしい絵柄を描きます。背景となる色と釉薬の間に、柔和な模様が浮かび上がります。
理想的な美を追求し、日々、技術の鍛錬に努めます。

技法

【堆白手の技法】
・はじめに焼いていない生素地を用意し、その生素地に背景色となる色を混ぜた土(泥漿)を塗ります。泥漿は均等になるように、乾かしながら、5、6回ほど塗り重ねます。
・生地が乾いたら、色を混ぜていない泥漿で模様を描きます。一度に多く泥漿を重ねると気泡ができやすく、乾かしながら重ねていきます。
・泥漿での描きこみがある程度できたら、表面の埃などをコンプレッサーや筆などで優しく掃い、素焼きをします。
・素焼きができたら、また表面の埃を掃い、透明釉をかけ、本焼きをします。
(泥漿とは、粘土を水で溶かしたもので、一割ほど透明釉を混ぜて使用します。)

連絡先

〒843-0301
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙223
TEL : 0954-42-0118