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琥山窯こざんがま

 

プロフィール

琥山窯は、長崎自動車道嬉野インターチェンジから車で約3分。近くには、日本三大美肌の湯として有名な嬉野温泉があります。 昭和28年に佐賀県嬉野町で窯を築きました。創業者小野信吾(琥山)さんの名前から琥山窯と名付けました。 信吾の長女で佐賀県指定重要無形文化財指定の小野珀子さんは金箔を大胆かつ繊細に使った釉裏金彩や金襴手を得意とし、信吾さんの次男祥瓷さんは、独自の色絵磁器や染付を作りました。また、「琥山学校」と呼ばれるほど多くの陶芸家を輩出し、現在では日本伝統工芸展をはじめとする幾多の公募展へ入選するなど、たくさんのお弟子さんを育てたことでも有名です。現在は、信吾さんの孫である達郎さんが窯を運営し、金襴手、箔結と名付けた華やかな模様の器を作ります。展示室には、金箔が張り巡らされた飾り皿、食器、陶額などの作品が並びます。また、涼しさ漂う白や紅色を基にした柔らかな器も展示し、全体に典雅な空間です。

【TEL】 0954-42-0118
【住所】〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙223

作家

小野達郎
嬉野町琥山窯の代表。
特に金襴手の魅力に惹かれ、色鮮やかな「箔結(はくゆい)」と名付けた技法で、華やかな焼物を制作。

小野隆治
白を基調とした釉象嵌や銅の発色による釉裏紅に取り組み、柔らかな表現を追及。
新しい釉薬を研究し、幻想的な魅力を引きだします。

小野瑛
故・小野琥山さんが考案した「堆白手(ついはくで)」の技法を受け継ぐ。
泥漿を塗り重ね、手間と時間をかけ、柔らかな雰囲気を表出。